よりよく生きたい

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廃墟が好きなんだけどその理由を真剣に書いた【好きなものの分析から得る自己理解】

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マイコレクション ※一部、廃墟ではない建物も映っている
 
廃墟が好きだ。
 
いや、「好き」というのはいささか正確ではない。「どうしても心惹かれてしまう」という感じだ。
 
日ごろ街を歩いていても運転していても、電車に乗っていても、空っぽの建物がつい目に留まる。
最初は、なぜ好きなのか自分でもよく分かっていなかった。
分からないが何となく見ずにはいられないので、写真を撮り歩いたりボーッと新宿の空きビルを眺めたりしていた。
 
しかし人が好きなものには必ずルーツがある。催眠術じゃないんだから、全くわけもなく好き、ということは無いはずだ。
 
どこに心惹かれるのか、それを見た時にどんな気持ちになるのか。それはどうしてか。とことん突き詰めていくと、自分の原体験や価値観が見えてくる。
つまり自己理解に役立つのだ。
 
 

考えてみた

対人援助職として人のことを理解する前に、まずは自分が自分のことを理解していないといけない。
さて私は、廃墟の何に心惹かれるんだろう。
 
繰り返すが「好き」とは少し違う。「どうしても心惹かれる」のであって、愛してるかというと決してそうではない。
むしろ世の中に廃墟なんて無い方がいいと思う。
有名な廃墟にはあまり興味がない。軍艦島とか、チェルノブイリとか。
街の片隅の、名もなき廃屋やテナント募集しているのかすらわからないような空き店舗がの方が気になる。
 
ではどうして見ずにはいられないのか。
 
それは、寂しくてからっぽで、世の中から忘れ去られているからだ。
作り変えるでも取り壊されるでもなく、ただただ朽ちてゆく。
どんな街中にあっても誰も目を向けない。
 
寂しくない?
虚しくない?
 

 

朽ちて無残な姿になる前にきちんと片づけて取り壊される方が、よっぽど愛されてると思う。
 
放置された姿があまりに寂しくて、私はいつも彼らの写真を撮る時「誰も見てなくても、今私がここで見てるからね」と語りかけている。(※ヤベェ奴じゃん…とか言わないでほしい)
 
そう、その寂しさを放っておけないのだ。
ゆえにドラマチックな背景がある「有名廃墟」には興味がない。確かに無残なのだが、皆が知っているから。わざわざ私が彼らを見ている必要はない。
 
何故放っておけないのか。
 
話は飛ぶが、私はごく最近になって、一人暮らしを始めてすぐの頃に感じた心細さを思い出すことが多くなった。
きっかけは、キャリアコンサルタントの資格勉強の一環でのカウンセリング練習。
「仕事のこと以外をテーマにやってみましょう」と言って何気なく始めたロールプレイングを通して、自分の家族や生活のことを思い出したのだ。
ひとつ思い出したら、ああ、そういえばあんなことも、こんなこともあったよな、と連鎖的に出てきて止まらない。
 
不思議なことにそれまでは全く思い出さなかった。
それはおそらく「田舎を離れて頑張る自立した私」という自負が強すぎて、心細さや寂しさなどというダサいものは無かったことにして生きてきたから。
都会に出たいと言った私を快く送り出してくれた両親。決して、放り出されたわけなんかじゃない。その選択に後悔もしていない。
 
・・・・・・
 
あー、でもやっぱり寂しかったよな。
学校の近くにアパートを借りていたから、徒歩通学で駅とは逆方向、行きも帰りもいつも一人。
体調を崩してすごく痩せた時も、センター試験で大失敗した日も、大学の入学式も、成人式の日も、一人だったよなあ。辛かったなー。
 
廃墟に自分の寂しさが重なっているんだ。
 
だから、その寂しさは放っておけない。だけど愛してなんかいない。惨めでダサい寂しさを愛せるわけがない。
本当はそんなの無いほうが良い。
とっとと取り壊して、新しい建物を建てて愛されてほしい。
 
そんな思いを抱えては廃墟を眺め続けている。
 

もう忘れられた何かにはなりたくない

昔は「すごい人」になりたいと思っていた。
勉強を頑張って、東京の大学に行って、なんかすごい仕事をして目立っていれば、みんながこっちを見てくれるだろうと思った。
 
しかし私が求めていたものは違ったらしい。
「あいつなんかすげーな、興味ないけど(笑)」という状態になったって意味がない。
 
「すごい」かどうかは関係なく、愛されて寂しくないように生きたい。
皆が放っておかないような、価値のある人間になりたい。
そして、同じような境遇で困っている人たちに寄り添う何かになりたい。
 
全ての思いと経験、今の趣味嗜好、目標はすべて繋がっている。
 
私が本当にやりたいことって、そういうことだったんだな。
気が付くのに10年もかかっちゃったよ。
 
 
 
自分のことを理解すると、よりよい人生の目標が立てられるかもしれないよ、というお話。
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